
龍山村・白倉峡より
全国の山看板(特にリス看板)を求めて旅する
山看板ヘブン・プロジェクト。
前回は静岡県中部(静岡市や清水など)を調査したので、
http://hik16.blog116.fc2.com/blog-entry-138.html
今回は静岡県西部(浜松や磐田など)に出掛けました。
この地域には、友人QWEさんが住んでいるので、
彼からの全面的サポートを受けての調査です。
彼のサポートのお陰で予定以上に成果が出ました。
調査前日の11月22日の昼頃、
地元に西八王子を出発し、
ローコストということで
西八王子~八王子~町田
ここから小田急線で小田原
さらに東海道線に乗り、
浜松駅より二つ手前の豊田町駅に下車。
ここでQWEさんと合流。
夕食はQWEさんお気に入りの
ハンバーグ店「さわやか」で
肉っけ満点のゲンコツハンバーグを堪能する。
その後、浜松のビジネスホテルで一泊。
翌日の11月23日が調査日です。
事前にネットで調べた結果、
龍山村の白倉峡にリス看板ならぬ
リスステッカーがあるとの情報を入手。
それは興味深い。
ではQWEさんの車に乗って、出掛けてましょう。
丁度今は紅葉の見ごろ、こっちも楽しめそう。
浜松市より天竜方面に向かい、
国道152号線に乗り、
しばらく天竜川沿いを北上します。
秋葉ダム辺りで左折し、白倉峡へと向かいます。
この途中が最初の目的地(リス看板)となります。

よく見かけるタイプ
左端に注目

これが、ウワサの
リス看板ならぬ
リスステッカーです。
はぁ~感動です。
浜松まで来た甲斐がありました。
長いこと纏リスを探してきましたが、
ステッカーというパターンは、
まったく初めてで感動しました。
よく見ると、白倉峡林道脇の電柱に
頻繁に貼り付けられている。
一つの電柱に6枚くらい貼り付けられているものもあった。
リス看板は日本全国ほとんどの地域で見かけるが、
リスステッカーは全国でもこの龍山村だけにしか見られない
貴重なパターンと考えられます。
しかしこのリスステッカー、
黒以外の色が流れ落ちているものが多い。
ひどいのになると・・・

目と口だけのリスステッカー
・・・不気味です。

色が落ちなかったリスステッカー
こうした色落ちのないものは、かなり稀
白倉峡は、静岡県西部では紅葉の名所として知られる渓谷。
勿論紅葉も楽しみました。

紅葉自体は少々規模が小さい気もするが、
静岡県西部に住んでいる方々にとっては
身近にアクセスできる貴重な紅葉+渓谷エリアのようです。
ステッカー以外にも、
スタンダードなリス看板も見かけました。

標準型リス看板1

標準型リス看板2
リス看板以外で評判がよかったのがこれ、

山火事予防の看板
山の形、木の枝の変化など
かなり丁寧に書き込まれています。
美術的バックグラウンドのある方のデザインと思われます。
いい仕事しています。
紅葉+渓谷も十分堪能したので、
次の目的地へ向かいます。
国道152号線を更に北上し
水窪の高根城に向かいます。
ここにもリス看板情報を入手したためです。
復元された高根城見物も楽しみです。

高根城・物見櫓
高根城は現在復元されており、
城や周辺を周遊できるようになっています。
高根城はこの地の防御の要となる山城で、
復元とは言え、かつての雰囲気がよく出ていました。
この山城からは水窪の町が一望できます。

高根城より水窪の町
城に関してなにも知りませんが、
確かに攻めにくいレイアウトになっています。
散歩道を歩いていると、リス看板を発見しました。

標語系リス看板
標語の一部(恐らく赤色の部分)が、
完全に消えて読めません。
「消したはず
○○○○○○○
山の火事」
さて、○の部分には何と書かれているのでしょう?
正解は文末
高根城の周回コースを歩いていると、
QWEさんが実に奇怪なものを発見します。

杉の木に貼り付けられた紙切れ
しかしよく見ると、
その形状が先ほど龍山村で見た
リスステッカーに似てもいます。
縮こまった箇所を伸ばしてみると・・・

リスステッカーの目の部分?
なんと、
リスステッカーの目らしき部分が出てきました。
どうやらこれもリスステッカーのようです。
しかしリスステッカーは龍山村のみしかみられなかったもの。
この水窪地域では他には見かけていません。
なぜここに一つだけリスステッカーがあるのでしょう?
非常にナゾです。
高根城見物を終えると、
一路浜松方面に向かいます。
今日最後の目的地である
方広時に向かいます。
こちらもリス看板情報を得ています。

方広寺の山門
(左側の柵の内側に注目)
左側の柵を見ると、
なにやら青緑色の看板が貼り付けてあります。
拡大すると・・・

リス看板(方広寺)
キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!
初めて見るリス看板です!
うれしいです!
これと同じ看板が寺院の庭にもう一つありました。
こんなバックのリス看板、
他の場所にはないタイプかもしれません。
・・・などと感激していましたが、
実はこの方広寺自体もすごいお寺のようです。
本堂なんてものすごく大きくて立派。
内部も見学しましたが、
うなってしまうくらい広くて立派。
恐らく静岡西部で最大規模の寺院なのでは?

方広寺の本堂
各建物が大変立派で感嘆しっぱなしでした。
方広寺見物を終えると、既に夕方の5時ごろになっており、
夕食後、東京へ帰ることとなりました。
夕食は、餃子どころの浜松でも人気店に行きました。
揚餃子のように皮をカリカリに焼くのが、
この店の特徴で、
外はカリカリ、中はジューシーでおいしいかった!
夕食を済ませると、後は帰路です。
浜松駅へと向かいます。
わずか一日で大変成果があがりました。
これは勿論QWEさんの全面サポートがあってこそでした。
リス看板探検は勿論、
快晴日、紅葉、
そしてとりとめない会話を含めて
とても楽しい一日となりました。
QWEさん、
改めてありがとうございました!
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標語の正解:
消したはず
消えたはずから
山の火事