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03月04日(日)

西郷どん 第七回 「背中の母」 あらすじ + 感想

西郷どん 第七回 「背中の母」 

あらすじ

 じいさま亡くなる 

祖父の龍右衛門が労咳(結核)で亡くなる。
しんみりとした西郷家だったが、
これを機に父母らから嫁もらえ攻勢が激化する。
閉口する吉之助だった。


 近づく黒船 

一方、藩主の島津斉彬にアメリカの軍艦、
黒船が近づいているとの連絡が入る。
斉彬は臨戦態勢を構えることとし、
江戸に随行する二才を募ることとした。


 母の病 

母まさの体調が芳しくない。
ふらつきや目まいから床に伏せってしまう。
吉之助は父から、
まさが祖父から結核が感染してしまった
ことを告げられ、
本人も覚悟しているようだと告げられる。
ここに至って嫁取りの決意をする。


 斉彬と於一 

その頃、斉彬は於一と話していた。
(斉彬)「わしの養女となってくれ」
(於一)「謹んでお受けします」
    「なにゆえ私でございますか?」
(斉彬)「まずよく食べる」
    「何より博打に強い、それは運がいいということじゃ」
    「そなたには江戸に行ってみらう」
    「島津家当主の娘として輿入れして欲しい」
(於一)「そのお相手は?」
(斉彬)「まあ、いずれ」


 無愛想な嫁 

西郷家で、吉之助と嫁の須賀との婚礼がおこなわれた。
「能面みたい嫁だな」との声も聞こえてくる。

(須賀)「すいもはん、こげな愛想のない嫁ですんもはん」
    「笑おうと思っても笑えないのでございます」
    「許してたもせ」
自分でも不愛想なことは自覚している。
ベットイン、初夜となったが、
弟のまだ幼い信吾らが布団に飛び込んできて台無し。

11人の大所帯、
死期が近いことを自覚している
母のまさは新妻の須賀に事後を託そうと懸命になる。
自家菜園の管理、味噌作りやらあれこれ教え込む。
しかし覚えることが多すぎて
すっかり嫌気がさした須賀であった。


 父の急死 

父の吉兵衛は上機嫌で酔い、
饒舌になりノロケ話をしだす。
(吉兵衛)「やかましか、日の本一の嫁の自慢をして何が悪か」
     「自慢じゃなか」
     「もう何十年も楽しか夫婦じゃった」
     「まず相手に惚れること、そこから夫婦は始まる」
楽しげな父だったが、翌日なかなか目を覚まさない。
なんと急死していたのだ。
祖父の死から二ヶ月後のことだった。


 そして母 

父の死に呆然となる西郷家。
しかし西郷家を襲う悲しみは、
まだ終わらない。

吉之助らの懸命な介護も虚しく衰弱していく母。
そんな母が吉之が吉之助に
桜島のよく見える海辺に連れていくように頼む。

母を背負い二人で桜島を見る。
(まさ)「父と三人でここに来たとよ」
    「あん小吉がこげん立派になってくれて」
    「一緒に桜島を見ることができて、もう思い残すことはなか」
    「おはん、江戸詰めの願い、だしちょらん」
    「これからは吉之助の好きなように生きやんせ」
    「側にいてくれて嬉しかった」
    「おはんの母親でほんのこて、幸せじゃった」
(吉之助)「桜島どん、母上の病を治してたもせ」

吉之助の背中で
静かに旅立ってしまう母。
涙にくれる吉之助だった。

=================================

感想

 生涯で一番つらかった 

のちに西郷は
「この時が一番辛かった」
と語っている。
そりゃ、そうだろう。

現在過去未来
世界中どこへ行っても共通すること。
愛する人との死別ほど辛いものはない。

慕っていたじいちゃんが亡くなって、
それだけでも十分悲しいのに
更に父!
更に母!

これはキツすぎですね。
しかもキツさがどんどん上がっていくような。

唯一の救いは、
辛さを共有できる
家族が多かったことかもしれません。


 祖父の結核 

おじーちゃん、結核で旅立ってしまいます。
当時の労咳(結核)は、
今で言うガンに近いかと思います。
若くても罹ってしまい、
ひとたび罹れば、死を覚悟しなくてはならない。

明治維新の英雄たちでも
多くの方が
結核によって亡くなっています。

高杉晋作
木戸孝允
新島襄
沖田総司
陸奥宗光
小村寿太郎


などが、代表です。
もし当時、結核の特効薬があって、
多くの志士がより活躍できたなら、
明治維新は大きく変わり、
今日の日本も今とは大きく違うものになったと思います。

かつて猛威をふるった結核も
今ではほとんどが完治できます。
まあ、一年の休学とかになるかもしれないけど
それで治るなら、よしですよね?

しかし今は、結核にとって代わって
人の命を脅かすのはガンでしょう。
いつかガンも結核と同じく完治できる病気になってほしい。
切に願います。


 父の急死 

おじーちゃんの死は悲しいが、
仕方のない所、だったと思います。
しかしあっけなく旅立った父、
西郷一家にとって
これはさぞかし衝撃だったでしょう。

原因は
脳梗塞?
心筋梗塞?
あたりかなと思っています。

父の急すぎる死去ですから、
その衝撃、悲しさを描写してほしかったと思いますが、
あっさりと終わります。

それは次の母の死があるからでしょう。
祖父、父、母の連続逝去は、
一話でまとめたいところだし、
そうなると、どうしても母の死別がメインになってしまう。
そうなると、父の死別はあっさり終わらせざる得なかったのかと。
こんな所で割を食った気の毒な吉兵衛さん。


 旅立つ母からの愛 

今回のメインは、やはり母とのお別れでしょう。
ここは大女優松坂慶子さんの演技もあって
涙腺を緩ます展開となります。

でもあまり好きではないです。
こうした両親との死別って。
自分にとってはリアルすぎです。
自分の体験とダブってしまうので、
もう自動的に涙栓が勝手に開かれてしまうのです。


愛をテーマに掲げている西郷どんですが、
今回は
旅立つ母からの愛!
これで、きまりでしょう。


 無愛想な嫁 

実は今回、
吉之助さんは結婚しています。
でも家族の死別があって
サブテーマ扱いとなっています。
西郷家に
あまり馴染めていないようですが・・・
次回へ続く。







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02月12日(月)

西郷どん 第六回 「謎の漂流者」 あらすじと感想


西郷どん 第六回 「謎の漂流者」

 あらすじ 

 恋心、乙女心 

御前相撲で、藩主斉彬から相撲を挑まれ、
勢いあまって投げ飛ばしてしまった吉之助、
牢屋へぶち込まれます。

吉之助の仲間らは大騒ぎになる。
「吉之助が殿を投げ飛ばした!」
「牢屋にぶちこまれた!」
「切腹になっぞ!」

こんな話が飛び交い、
吉之助に惚れている岩は
いてもたってもいられない。
夢中で吉之助が捕らえられた
西田下会所へダッシュし大騒ぎする。

しかし吉之助が切腹した訳でもなく
夢中で突っ走った自分が恥ずかしくなり、
その場から逃げ出します。

家に帰った岩は、
突然飛び出したことで
父から叱られてしまう。
「海老原様との縁談が帳消しになっぞ」
「家から一歩も出てはならん!」

 謎の男、牢屋にて 

牢にぶち込まれた吉之助は、
牢にいた異国の服装を着た男に気づく。

吉之助があれこれ話しかけるも応答はない。
言葉が通じていない模様。
ジェスチャーを交えて
水や食事を促すと、男は夢中で食べた。


吉之助の安否を心配する西郷家、
そこに吉之助が怪しげな風体の男
(牢で一緒だった男)を背負って
いきなりやってきたので、大騒ぎとなる。

吉之助は、謎の男がアメリカ船から密航してきた者で
何を企んでいるか口を割らせるように命令されたのだ。


 謎の男、西郷家にて 

目を覚ました謎の男に
吉之助の母まさが優しく語りかける。
そんなまさの母性に触れ
名前はジョンマン(ジョン万次郎)と明かした。

吉之助は大久保正助に無理やり通訳をやらせる。
辞書を片手にたどたどしく英語で会話する
正助と謎の男だったが、
やがて慣れた箸の使い方から
日本語を知らないのはウソだということを見抜く。

男はよくやく語り出す。
男は元は土佐の漁師だったが
嵐で流されたところを
アメリカの捕鯨船に助けられたという。
世界中を回ったが、
母に会いたい一心で
死罪覚悟の上で日本に戻ってきたという。


 ジョンマン、斉彬と会談 

事情を斉彬に伝えた所、
大いに関心を持ち、
会談することとなる。

ジョンマンとの話でアメリカが商業目的で
日本の開国を考えて、
拒否しても武力で日本が勝てる見込みはないという。

ジョンマンの件で、
斉彬は吉之助に褒美を取らすという。
そこで吉之助は
大久保正助の父の島流しの処分を取り下げてほしいと願い出る。


 岩、心を決める 

吉之助の妹琴、
従者の熊吉、
そして大久保正助から
吉之助に告白するように諭される。

告白を決心し、
西郷家に出向いた岩だったが、
ここで吉兵衛から
吉之助の嫁を決めたという。

呆然とする岩。

橋の上で偶然吉之助と会う。

「私は海老原様に嫁ぐとたった今決め申した」

まだ岩の気持ちにまるで気づかない吉之助。

そこで岩
「岩山糸は西郷吉之助のことをすいちょい申しました。」

呆然とする吉之助。


===================

  感想  

ラブぜよ、
愛がグイグイです。

================
  ゆれる三角関係 
  バッドエンド 
================

吉之助が切腹すっぞ!
なんてガセネタ信じて
無我夢中で走りだし、
我に返って、恥ずかしくなって
またもビューって走る岩ちゃん。

うーん、
ラブリー。
乙女です。

そんな岩に恋心を抱きつつも
岩は吉之助しか見ていないことを知り、
岩にハッパをかける正助(大久保)。

いよいよ告る決心をするも
吉之助の縁談が決まったことを知り
愕然とする岩ちゃん。

なんですかーこれはー(*゚Q゚*)

若い三人が織りなす恋の物語
それが西郷どんのメインテーマ!
・・・と、まではいかないまでも
まるで一昔前の少女漫画のような展開。

唖然としました。
これが中園流・愛の西郷どんですか。

そんな三角関係も
それぞれ結婚することとなり
一旦終わります。

岩の気持ちは成就することなく
嫁にいってしまうというので、
恋愛シミュレーションで言う
バッドエンド
ってとこです。

どこで選択を誤ったのやら。

続きは、
だいぶしばらく後、
西郷どんがムショ暮らしから
帰ってきてからですね。

それまでは一安心?



================
  謎の漂流者 
 ラブぜよ 
================

今回は謎の漂流者って
要はジョン万次郎ですね。

前回の御前相撲は創作っぽかったけど、
今回は実在の人物ジョン万次郎なら、安心。
・・・と、思いきや、
めちゃアレンジしとる!

確かにこの時期、
ジョン万次郎さんは日本史に名を刻んだ
個性的な人物です。
実にドラマ向きの人物です。
出したくなるのもごもっとも。

でも、
牢屋にぶち込まれたら、
なぜかジョン万次郎がいて、
さらに万次郎を自宅へ連れてくって・・・

・・・ありえない!

強引すぎや( `Д´)ノ

そもそも西郷ストーリーに
関係のないジョン万太郎に
なんで一話まるまる使う?


=======================
  愛の漂流者 
=======================

アタマの中は
もうツッコミ積載量オーバー。

でも見ていくうちに、
史実との整合性とか
時代考証とか
そういうレベルではないって気がしてきた。

ジョン万太郎は語る。
「ラブぜよ!」

そうなんだ。
これが脚本家・中園さんのやりたい
愛がいっぱいの西郷どんなんだ。

なんでジョン万太郎が出てきたか
最初疑問だったが、
当時話題になった人物を使って
「母を想う愛」
を表現したかったんだ。

結果、
西郷どんでのジョン万次郎は
ラブの伝道者となった。

中園さん、
凄いです。

自分の思い描いた愛の溢れるストーリーにするため、
史実(ジョン万次郎)という素材を巧みにアレンジして、
見事にハメこんでます。


考えれば、
歌舞伎とか能とかって、
平将門とか小野小町とか
過去の有名人を使って
やれ化けて出てきたとか、
呪われたとか、
そんなのばっかです。

そうした点からすれば、
史実性なんて、どーでもいい。
元ネタ(史実)をどう料理・加工するかが大事!
かも知れません。


ただ大河ドラマは、
日本の時代ドラマの中で
極めて特別な存在です。

大河ドラマに対して
期待するイメージは、かなり固まっています。

中園流アレンジは
大河イメージから外れてます。
かけ離れています。

視聴者の許容範囲を越えないか心配です。
行き過ぎれば、見なくなってしまいます。
そしたら終わりですよ。

大河好きが離れてしまう
ほどのアレンジは、
もはや
制作側の独りよがりの失敗作
だと思います。

その点は十分に注意して
愛で溢れる西郷どんを作ってくださいね!
ホント、お願いします。
あとBLはカンベンな・・・








 
02月06日(火)

西郷どん 第五回 「相撲じゃ!相撲じゃ!」 あらすじと感想

西郷どん 第五回 「相撲じゃ!相撲じゃ!」


 あらすじ 

 変わらない薩摩 

藩主の代替わりに祝いの相撲大会が開かれ、
優勝の褒美は米十俵と聞き、
俄然張り切る西郷ら加治屋町の面々。

そんな中、
有村俊斎は
「斉彬公にはがっかりじゃ!」
と憤慨している。

それは、斉彬が藩主になったというのに
斉彬派への赦免はなく、
斉興派への処罰もない。
以前のままであった。

この話には皆がっかりしてしまう。
これには吉之助も納得がいかない。
そこで相撲大会で斉彬に直訴することを思いつく。

「殿様に直訴すっど!
  御前相撲じゃ、おうし!
  鍛錬すっぞ!」



  縁談に悩む岩 

岩は父から縁談話を持ち掛けられる。
相手は父の上役の海老原家の長男だった。
西郷に惚れている岩は大いに悩む。

悩みぬいても決められない。
結局、下駄占いを実行してしまう。
しかし下駄は思わぬ方向へ飛んでしまい、
川でウナギ漁をしていた
吉之助にぶつかってしまう。
下駄はそのまま川に流されて、
どこかに行ってしまう。

下駄をなくした岩のため、
吉之助がおぶって西郷家まで
連れていくことになる。

吉之助の背中で幸せそうな岩。
しかしそんな岩をいぶかしげに見つめる男がいた。
縁談相手の海老原だった。



  ゆれる三角関係1 

西郷家には大久保正助ら
若い衆が来ている。

そこへ吉之助の祖母きみが
岩に縁談話があったことを話し出す。

めでたいことと喜ぶ吉之助だが、
糸に惚れている
大久保正助は浮かない顔をする。

それに気づいた吉之助。
さらに岩も正助に気があると、勘違いまでしてしまう。



  御前相撲1 
  篤姫登場 

いよいよ御前試合となる。

藩主島津斉彬はもとより
島津家の姫四名も見物にみえている。
この中には、後に将軍の正室・篤姫となる於一もいる。

吉之助ら加治屋町郷中からは村田新八が、
総代(代表)として出場するはずだった。

しかし新八は張り切りすぎて、前日に食べすぎ。
結果、腹痛で相撲は困難となった。
そこで吉之助が無理言って、
なんとか出場することとなる。

吉之助は順当に勝ち上がり
準決勝では剣豪大山格之助に勝利する。

島津家の姫於一は、他の姫と
相撲の勝敗の予想にお菓子を賭けて勝負する。

於一は吉之助に賭け、見事勝利。
勝ち取ったお菓子を嬉しそうに食べる於一。



 ゆれる三角関係2 

西郷家にいた正助と
届け物に来た岩が偶然会う。
(正助は岩に惚れている)
(岩は吉之助に惚れている)

岩の縁談について二人は話をするうち
正助は岩の言葉や表情から
岩が自分ではなく吉之助に惚れていることを悟る。



  御前相撲2 
  決勝+番外 

決勝は岩の縁談話の相手、海老原。
しかし足首を痛めている模様。

みなは弱点を突いて投げを打てと言うが、
吉之助は力相撲の末、吊り出しで勝利する。

勝利に沸く加治屋町郷中の面々。
斉彬がねぎらいの言葉をかけに土俵に上がってくる。
「よき相撲じゃった。」

しかし斉彬はねぎらいの言葉だけではなかった。
「次はわしが相手じゃ。」
「かかってこい!」

狼狽する吉之助。
騒然とする一同。
「もし勝ったら首が飛ぶ!」
そんな声も飛び交う中、
勝負がはじまる。

エキサイトした於一は叫ぶ。
「行け!西郷!」
「そなたに全部賭けっちょ!」


勝負となればすっかり血が騒いだ
吉之助は、見事斉彬を投げ飛ばしてしまった。

父吉兵衛
「終わりじゃ」

こうして吉之助は牢にぶち込まれてしまう。
その牢には先客が一人。
風変わりな格好をした男が座っていた。


----------------------------------------------

  感想  


今回の「相撲じゃ!相撲じゃ!」
は軽めの内容です。

タイトルからして既に軽いです。

主な内容も
相撲大会で吉之助さんが見事優勝、
勢い余って藩主の斉彬を投げ飛ばす、
です。

軽すぎます。

実の所、今回のストーリーは、
飛ばしてもあまり問題ないかもしれません。

これでは何のために
貴重な1回を割いたのか
わかりません。


自分なりに今回のストーリーの
意味を考えてみました。

============================
   1.軽めストーリーが必要だった  
============================

前回の「新しき藩主」 が重たい回でした。

お由良騒動によって
吉之助らが師と仰ぐ赤山が切腹してしました。

さらに後半では
藩主親子による藩主の座を賭けた激しいやりとり、
そしてロシアンルーレットまで飛び出します。

この時期の薩摩藩の最も重たい内容で、
終始緊張感に包まれていました。

そんな重い回の次ですから、
軽めのものを持ってくるのは
セオリーかと思います。

因みにこの時期、
薩摩藩で代替わり相撲大会って
実際にあったのでしょうか?
西郷がらみの本をいろいろ読んだけど、
まったく見つかりませんでした。

代替わり祝いに相撲大会が
実際にあったかはさておき、
当時の文化を紹介する意味で
相撲大会を持ち出したのは、
それなりに面白いと思います。


======================
   2.篤姫(於一)登場回   
======================

相撲大会を通して
今後のストーリーで重要となる
篤姫こと於一を紹介しています。

時間的には短いものの
篤姫の性格をよく描写しています。

西郷どんでの篤姫は
チャキチャキした勝負師っぽい性格ですね。

おしとやかで控え目な一般の姫さまの
イメージとはかけ離れて、
下町の飲み屋のきっぷのいい売り子ってかんじ(笑)。

既に吉之助を気に入っている模様で、
賭けに勝ってゲットしたお菓子を頬ばり、
吉之助と斉彬の相撲勝負では
「行け!西郷!」
と激を飛ばしています。

男勝りというか
今後の吉之助と篤姫の関係が
見えてきますね。




=====================
  3.揺れる三人の恋模様 
=====================

吉之助に惚れてる岩。
岩に惚れている正助。
そして全然わかっていない吉之助。
(後に正助の気持ちだけは理解するが)

サブストーリーとして展開するのが、
恋の三角関係 IN 加治屋町!

愛をいっぱい描きたいって
張りきっていた脚本家さんです。

もうこうした恋話を
ガンガンねじ込みたいのでしょう。

愛偏重な西郷どんですが、
前回のストーリーではさすがに無理ですね。
なので今回のような展開なら、
恋話を入れるのはうってつけ、
というより必要だったのでしょう。

こうした恋話、
私を含めた男性、特にオッサンにとっては
余計に感じる人も多いと思います。

ですが男女の嗜好の違いがあって
女性からすれば、
いいね!
と感じる方も結構いるのではないでしょうか?


同じ歴史ドラマを見ても
男性は歴史的史実が大きく動くシーンを好み、
女性は登場人物の心が大きく動くシーンを好む
傾向があります。

幕末期の中で例えるなら、薩長同盟。

男性は、いかに薩長同盟が成立するかを注目します。
女性は、その過程での心の機微を注目します。
特に友情や恋愛絡みですね。

これは例え話ですが、
こうした傾向、
男女間での差があることは確かなようです。
(モチロンあてはまらない方も多くいると思います)

なので
「揺れる三人の恋模様 IN 加治屋町」は、
BLをも含めて愛を描きまくる
宣言をした女性脚本家らしい
西郷どんならばではの展開でしょう。

こうした傾向は告知済みなので、
恋愛話なんていらんって思う男性も
今回の大河はこうゆうものと割り切って
なるべく楽しんで見ましょう。
でもBLは勘弁な…


==========================
  4.ふんどし西郷どん目当て 
==========================

まさかとは思いますが、
単に若くて逞しい
西郷どんの裸体を出したかった?

まさかとは思うけど、
1回目の女装西郷どんも
違和感がすごくあったし。
今回も( ^ω^)・・・

確かに ふんどし西郷どん、
喜ぶ女性もいるかと思います。

でもまさかねえええ



 
02月02日(金)

西郷どん+ おいは語りたか (=゚ω゚)ノ ★1 おっさんの星・調所広郷!

こんにちは~(^-^)/

西郷どん、楽しんでいますか?
おいは楽しんでます。
今のところ、評価もまずまず上々みたいですね。
よかった~(* ´ ▽ ` *)

 渡辺謙さん、メチャカッコいい!

日頃、日本社会でのおっさんの地位は、とても低いです。
おっさんは臭いだの、
おっさんは脂ぎってるとか、
おっさんはスケベだの、
おっさんがいるとすべてダメになるとか、
酷い差別を受けてるかわいそうな日本おっさん。

そんな中、
渡辺謙さん演じる島津斉彬(なりあきら)は希望の星です!
斉彬、もうすぐ死んじゃうけど…(。pω-。)


それと、
  もう一人カッコいいおっさんがいます!  

ゴリさん演じる調所広郷(ずしょひろさと)です!
ゴリさんって竜雷太さんのことです。

今回は、敵役(10代藩主の島津斉興(なりおき))の
側近ということで、嫌な奴ですね (=∀=)。
でもこの調所さん、
知れば知るほど、すごーい!方です。



  島津藩、お前はもう死んでいる  

斉彬とが父の斉興のゴタゴタが起きる少し前の頃、
薩摩藩は莫大な借金を抱え込んでいました。
その額500万両!
現代の価格で
2500億円の借金なり!w( ̄o ̄)w

藩の年収は15万両(75億円くらい)だそうです。
これをサラリーマン感覚に換算すると、
年収500万円で借金2億円ですね。
こりゃ、島津家つんだわ。

因みにこの借金は、
斉彬(渡辺謙さん)のじーちゃんの西洋かぶれが酷くて、
浪費しまくった結果だとか。
そしてこのじーちゃんを思い出させる
西洋かぶれの斉彬さん。
・・・
そりゃ、親父さんが嫌うのも分かります。
斉彬さんはじーちゃんより賢いのかも知れないけど、
じーちゃんの西洋かぶれがトラウマになっている
斉興父ちゃんにとっては、
藩主を任せる気が起きる訳がない。


薩摩藩の莫大な謝金を何とかしろと、
主君の斉興に泣きつかれて、
立ち上がったのが、調所広郷さんです。

もし自分だったら、
もう笑って勘弁して下さいって言いますよ。
こんな借金。

でも調所さんは毅然として立ち向かいます。
この時点ですでに相当カッコいい。


 藩の借金をどうする? 

莫大な藩の借金、
調所さんはなんと、
250年かけての無利子で返済しますって
一方的に宣言します(°_°)。

モチロンお金を貸してた商人さん、
たまげます、激怒します(*`皿´*)ノ。

しかしここで調所さん、
清国との密貿易をおこない、ここで商人さんに儲けさせます。
もう一つ、
砂糖販売の利権を商人に与えて、ここでも儲けさせます。

こうして(渋々?)商人らを納得させ、
直面していた巨額負債を整理します。

商人の心理を完全に読み切り、
大胆に借金地獄を乗り切る胆力、
神業級ですね W(`0`)W。



  調所さんの改革はつづきます  
調所さんは経済感覚に鋭く、
薩摩の特産品である黒砂糖やウコンなどに目をつけます。

これらをブランド化し、藩で専売します。
一元管理で経費削減、税収も増大です。



こうした調所さんの努力と才覚が実り、
藩の収入は黒字化し、
最終的には50万両から100万両
(250から500億円くらい)
ほどの備蓄ができました。

このお金のお陰で、
西郷さんや斉彬は
幕末にブイブイ言わせるわけです。

もう調所さんには、
いくら感謝してもしきれないくらいです。

それを~
斉彬さんは
斉興を追い込むため、
調所さんのやった裏の部分、
密貿易やら虚偽やら、
薩摩の裏事情をみーんな暴露しちゃいます(`o´)。

いくら親父を藩主の座から引きずり下ろすため
なりふり構っていられないとは言え、
自分も調所さんらのお陰で飯にありつけているのに
それはないんじゃない? (*`・з・´)


  調所さん、最後に禁断の技  

斉彬のチクリで
斉興、大ピーンチ!
絶体絶命です。

でもこんな時でも
調所さんは冷静に状況を分析して
最大限のパフォーマンスを発揮します。

すべての違法行為は自らやったことと言い切り
責任を負うとして自殺します。
これもすべて主君の斉興のためです。

密貿易など違法と知りながら、
自らの手を汚してでも藩の危機を救い、
主君の危機には自らの命を賭して救っている。
目頭が熱くなるような男っぷりです・゚・(つД`)・゚・

調所さん、あなたは
サイコーにカッコいいおっさんです。

もう何度も西郷さんの焼き直しするより、
調所さんを大河の主役にした方が面白そう
すごく勉強になりそうだし…
なんて思ったりもします。


もし調所さんが、
負債まみれの東芝で辣腕を振るっていたら、
虎の子のグループ会社を売らずに済んだんじゃないかな、
なんて思っています。


その後調所家は、
斉彬によって家禄や屋敷を没収され、
家格も下げられてしまいます。





 
02月15日(土)

大雪 IN 八王子

先週末に続き大雪に見舞われた東京・八王子市。

朝起きて様子を見に外に出ると、
なんと家の駐車場の屋根が崩落している!

呆然。

CAU1P17Ws.jpg

八王子に住んでウン十年になりますが、
こんな事態はまったくの初めてです。

今日は一日中、雪かきでした。
くたくたです。